地検同行室、地裁同行室
東京地検立川支部には多摩地区全警察署の勾留されている方々がそれぞれのスケジュールに応じて集結します。
手錠をかけられたまま、複数の人間をロープでつなぎ、各警察署で数名ずつ拾いながらバスで立川に向かいます。
粗暴犯も多くいます。刺青を入れている輩も普通に見かけます。
同行室と呼ばれる留置室と同じような鉄格子の牢屋に入れられ、とても固い木製の椅子に場所を指定され呼ばれるまで座って待機します。
手錠はかけられたままです。
幹部風の方々は鋭い目つきながらおとなしく佇んでいます。
若手のチンピラは大声出したり、監視の警察官に食って掛かったり、見ていて本当にみっともないです。
ただ、昼食の時はどのような風情の方々も黙って食べています。
地検よりバスで5分ほどのところにある地裁立川支部の同行室は地検のそれよりも少し広く明るいようなイメージがありますが、基本は一緒です。
ここには勾留質問や裁判に出廷する方がいったん地検に護送されたのち、ここに移動します。それらが終わればまた地検同行室へ移動、そしてそれぞれが収容されている警察署へ護送されます。