【2回逮捕、いずれも不起訴】

2018逮捕不起訴、2年後逮捕またしても不起訴

留置場の改善点

留置場の改善点書いておきます。

 

◆時計

20名弱収容されている留置スペースに一個しかありません。
部屋によっては非常に見えにくい角度で、各部屋につけておいてもいいのではないでしょうか。特に就寝時には眼鏡をはずしますので、近眼の私にはまったく確認できませんでした。

地検、地裁の同行室には一個も設置されていませんでした。
しょっちゅうあちこちから「今何時ですか?」という声が飛び交っていました。

警察署の取調室にも同じく設置されていません。時間と空間を支配されているという効果を狙っているのでしょうか。

 

◆トイレのサンダル

何日、何か月、使っているかはわかりませんが、一定間隔で洗浄・消毒は必要ではないでしょうか。

複数人で使用しますし、清潔感がイマイチです。

私が収容されている間には洗浄等の作業はありませんでした。

 

◆トイレのドア

娑婆の常識では想像もできないと思いますが、トイレは密閉されていません。

というか、あえて5cm程度の隙間を設けています。上半分はガラスです。

同室内でのトラブルや自殺等の防止、早期発見のためだともいます。

ということは、音もまったくフィルターされることなく室内に響き渡ります。
あんまり音は聞きたくありません。

 

◆トイレの手洗い

トイレの水洗と連動して流れるのでそれはいいのですが、そこで手を洗おうとすると必ず床に水がこぼれます。

受け皿っぽいものがなければ毎々チリ紙で床を拭いてからでなくてはなりません。

しかしトイレの形状の関係でくまなく吹くことは物理的に不可能です。

 

◆ロッカーの中

個人用の小さいロッカーをあてがわれます。

私物や、借りた本、洗濯物などを入れるのですが、私は整理上手ではありません。

中に仕切りがあればとても助かると思います。

 

※もっと多くあると思いますが、思い出したら追加しておきます。

 

 

端末0円、送料0円、初期費用0円!
業界最安の月額月額1,980円!(税抜)【Yahoo! WiFi】はこちら

地検同行室、地裁同行室

 東京地検立川支部には多摩地区全警察署の勾留されている方々がそれぞれのスケジュールに応じて集結します。

手錠をかけられたまま、複数の人間をロープでつなぎ、各警察署で数名ずつ拾いながらバスで立川に向かいます。

粗暴犯も多くいます。刺青を入れている輩も普通に見かけます。

 

同行室と呼ばれる留置室と同じような鉄格子の牢屋に入れられ、とても固い木製の椅子に場所を指定され呼ばれるまで座って待機します。

手錠はかけられたままです。

 

幹部風の方々は鋭い目つきながらおとなしく佇んでいます。

若手のチンピラは大声出したり、監視の警察官に食って掛かったり、見ていて本当にみっともないです。

ただ、昼食の時はどのような風情の方々も黙って食べています。

 

地検よりバスで5分ほどのところにある地裁立川支部の同行室は地検のそれよりも少し広く明るいようなイメージがありますが、基本は一緒です。

ここには勾留質問や裁判に出廷する方がいったん地検に護送されたのち、ここに移動します。それらが終わればまた地検同行室へ移動、そしてそれぞれが収容されている警察署へ護送されます。

 

覆面調査ミステリーショッパーのファンくる

使えない金属探知機

私も37日間の拘束で一回しか経験がありませんが、月に一回程度、留置場内で総点検?みたいなものがあります。

各部屋の壁やら天井やら点検します。多分(見せてくれません)

金属探知機を使って身体検査もします。

 

金属探知機は手錠には勿論反応します。

しかし鉄筋コンクリートの部屋で使うと手錠だけではなく壁に埋め込まれた鉄筋に反応「ピー、ピー、ピー、ピー。。」鳴ります。

 

多分留置場施設の責任者っぽい人の

「これ、役に立たないな~」 

的な独り言につい吹き出しそうになりました。

 

覆面調査ミステリーショッパーのファンくる

両極端な判事

 私は20日間の勾留後再逮捕されましたので、東京地裁立川支部へ2回勾留質問に行きました。二人の判事に会いました。

 

一人目の判事は、いかにもという感じ。
50過ぎか、薄くなった頭に”たむけん”のような前髪、そしてメガネ。

「このひとはいったいいつ笑ったのだろうか?

「いや、この人は笑ったことなどあるのだろうか?」

と心配になるくらいの陰鬱な表情でした。

 

二人目の判事は30代前半?、とても若くてかわいらしい女性だったのでビックリしました。

しかもにこやかではきはきしてて、ついつい自らの置かれた立場を忘れテンションが上がりそうになりましたが、そこは自重しました。

 

 

モッピー!お金がたまるポイントサイト

検事の取り調べ

警察は逮捕後48時間以内に検察庁に被疑者の身柄を送らなくてはなりません。

これを「新検」といいます。

新検はほんの表面的なことの調べです。10分程度で終わります。

引き続き10日間の勾留が必要であると検事が判断した場合、裁判所に対してそれを請求します。


この請求はまさに流れ作業であろうと思います。

請求しないことなどありうるのでしょうか?

 

二回目以降は「中間」というらしいです。

警察の取り調べに慣れてしまっているので、同様に長時間厳しく調べられるのか、いやさらに警察より厳しいのか、と危惧しておりましたが、さすが検事は刑事に比べて切れ味が違います。

刑事が作成する無駄に時間をかけた冗長な調書に比較しますと、実に簡単明瞭なまとめ方をします。しかし要点はきっちり抑えています。
隣にいる検察事務官に口述でリアルタイムで記述させ検事が見つめるモニターにその文章が写しだされます。

数回調べられましたが、それぞれ一回につきましては長くても一時間はかかりません。

 

ただ、地下同行室で調べの時間が来るまでひたすらじっと待ち続ける時間は苦痛でした。

 

モッピー!お金がたまるポイントサイト

刑事の取り調べ

取り調べは毎日あるわけではありません。

私の場合一週間に二~三回程度あるかな~程度の感覚でした。

午前中のこともあれば、午後だけのこともあります。
立川に行った時は署に戻るのが17:00前後になりますので、その日は取り調べがないものと完全に思い込んでいたら、夜調べられたこともありました。


最初に黙秘権について説明されます。毎回です。

言いたくないことは言わなくてもいいんです。

 

取り調べ内容は、とにかくしつこいです。
同じことを何回も何回も、本当にしつこく聞かれます。聞かれ続けます。

少しでも以前と違うことを言ったらそこを執拗に突っ込んできます。

 

本当のことは本当だ、と認めればいいと思います。

しかし、やってないことはやってない、強く決然と否定しましょう。

「調べはついてるんだ、白状しろ」的なことはよく言われます。

やはり調べは精神的にきついです。

 

時にはきつく、時には優しく、手を変え品を変え、取調官を変えたり、時にな泣き落としできます。少々無理もしてきます。
気を付けなければいけないのは「雑談」です。

とにかく刑事がこちらの様子をうかがいながらなんとか言質を取ろうとしてきます。
彼らにとりましては、起訴に持ち込むことが勝利なのです。

気を許してはいけません。

どんなに忖度してくれているように見えても決してこちら側の人間ではありません。

 

帰って来たトランスジェンダー

LGBTご存知ですか?
L、レズ、

G、ゲイ、

B,バイセクシャル(両方いける)、

T,トランスジェンダー(男の体で生まれてきたが気持ちは女、またはその逆)

いわゆる性的マイノリティーなのですが、我々が思っている以上に多くいらっしゃるようです。

 

Tが二人収容されてました。

A、男の体で生まれてきたけど、気持ちは女、小柄で、髪が短くて、声も甲高い、見た目はおっさん

B、男の体で生まれてきたけど、気持ちは女、小柄で、髪が長くて、声も甲高い、後ろから見たら、あるいは夜見たら女と勘違いするかも

みんな気持ち悪いと言いながらも時々弄って暇つぶししてました。

釈放されたのか、拘置所に移送されたのかわかりませんが、いつの間にかAもBもいなくなりました。

 

しかし、二週間くらいしたらBが武蔵野署留置場に帰ってきました。

みんな各部屋から最大の歓迎で迎えました。

「お帰り~」「住所ここなん?」「担当さん、お水差し上げて」等々。

しばらく退屈しのぎできました。