刑事の取り調べ
取り調べは毎日あるわけではありません。
私の場合一週間に二~三回程度あるかな~程度の感覚でした。
午前中のこともあれば、午後だけのこともあります。
立川に行った時は署に戻るのが17:00前後になりますので、その日は取り調べがないものと完全に思い込んでいたら、夜調べられたこともありました。
最初に黙秘権について説明されます。毎回です。
言いたくないことは言わなくてもいいんです。
取り調べ内容は、とにかくしつこいです。
同じことを何回も何回も、本当にしつこく聞かれます。聞かれ続けます。
少しでも以前と違うことを言ったらそこを執拗に突っ込んできます。
本当のことは本当だ、と認めればいいと思います。
しかし、やってないことはやってない、強く決然と否定しましょう。
「調べはついてるんだ、白状しろ」的なことはよく言われます。
やはり調べは精神的にきついです。
時にはきつく、時には優しく、手を変え品を変え、取調官を変えたり、時にな泣き落としできます。少々無理もしてきます。
気を付けなければいけないのは「雑談」です。
とにかく刑事がこちらの様子をうかがいながらなんとか言質を取ろうとしてきます。
彼らにとりましては、起訴に持ち込むことが勝利なのです。
気を許してはいけません。
どんなに忖度してくれているように見えても決してこちら側の人間ではありません。